黒田幸者の大脳新皮質

駄文を投下します。貴方の時間をください。

お気持ち

人間なら誰しも思想を持っているのではないだろうか。ここでの思想とは新自由主義だの無政府主義だのと言った大げさなものではなく、個人の持つ物事の善悪を測る物差しくらいの感覚である。 思想はその人の性格や意思決定の指針や行動理念につながり、例えば短期的には休日の過ごし方、長期的には進路決定などになって表面化する。

ここでは思想の良し悪しを思想の柔軟性と思想の安定性と言う2つのパラメータから評価できるのではないかと提起したい。以下はその定義。
- 思想の柔軟性
対立する思想が現れた時、自分の思想がどれほど改善できるかと言う度合い。
寛容さと言い換えても良いかもしれない。
- 思想の安定性
思想の論理の飛躍の少なさの度合い。
論理の飛躍が増えるほど不安定な思想になる。不安定な思想は他者と衝突しやすく、また理解を得にくいだろう。

僕は良い思想とは柔軟性と安定性の2つから評価されると思う。すごい人だって話してみれば意外と面白くない事を言ってくることがあるが、これは安定した思想は飛躍箇所がなく、言い換えれば意外性に欠けるためだと思う。良い思想はつまらないものではないか?
勿論飛躍を完全に取り除くことは不可能だろうし、正しいと思った論理付けが実際はとんでもなく間違っている事だってあるだろう。しかしそれでも、柔軟性と安定性があれば着実に改善をし続ける事が出来ると僕は思う。