黒田幸者の大脳新皮質

駄文を投下します。貴方の時間をください。

VSCodeできちんと動くLaTeXコンパイル環境を作ろう

本記事の対象者

  • VSCodeをインストールし終わり、VSCodeで自動LaTeXコンパイルの環境を作成しようとしている方
  • Windows10,Windows11環境を使用している方(LinuxMacOSを使用する方でも参考にはなると思います。)

LaTeXコンパイル環境をインストールする

まずはLaTeXの環境をインストールする必要があります。TexLiveのサイト

TeX Live/Windows - TeX Wiki

を参照して、ここでインストールしてください。 もしあなたがLinuxを使用しているのなら、sudo apt install texliveを実行して、LaTeX環境を作ってください。

setting.jsonを編集する。

VSCodeをインストールし終わったのなら、いよいよLaTeXコンパイル環境の作成を行います。まず、拡張機能LaTeXワークショップをインストールしましょう。

LaTeX-workshop

そして次にsetting.jsonを開きます。setting.jsonとはVSCodeの設定を記録したファイルだと思ってください。

私は以下のように書いて使用しています。

{
    "latex-workshop.latex.tools": [
        {
            "name": "my tex tool",
            "command": "ptex2pdf",
            "args": [
                "-interaction=nonstopmode",
                "-l",
                "-ot",
                "\"-synctex=1 -file-line-error\"",
                "%DOC%"
            ],
            "env": {}
        },
        {
            "name":"clean",//要らないファイルをコンパイル後に削除する。
            "command":"del", //LinuxやMacユーザはここをrmに変更する。
            "args": [
                "*.aux",
                "*.bbl",
                "*.blg",
                "*.idx",
                "*.ind",
                "*.lof",
                "*.lot",
                "*.out",
                "*.toc",
                "*.acn",
                "*.acr",
                "*.alg",
                "*.glg",
                "*.glo",
                "*.gls",
                "*.fls",
                "*.log",
                "*.fdb_latexmk",
                "*.snm",
                "*.synctex(busy)",
                "*.synctex.gz(busy)",
                "*.nav",
                "*.vrb",
                "*.dvi",
                "*.synctex.gz",
            ],
            "env": {}
        }
    ],
    "latex-workshop.latex.recipe.default": "Single Compile",//Ctrl+sを使用時に呼び出すコンパイル方式
    "latex-workshop.latex.recipes": [
        {
            "name": "Double Compile",//図番号などを使用する際には二回コンパイルする必要がある。
            "tools": [
                "my tex tool",
                "my tex tool",
                "clean"
            ]
        },
        {
            "name":"Single Compile",
            "tools":[
                "my tex tool",
                "clean"
            ]
        }
    ],
}

これをsetting.jsonに張り付けてくだされば、そのまま使用できるはずです。

setting.jsonの開き方

Ctrl+,をクリックし、右上のを押してください。すぐに開けます。